【JRは毎年春に実施/私鉄は会社により異なる/路線バスは人手不足で年に5~6回も実施?!】ダイヤ改正を実施する意味

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JR各社は毎年3月に「ダイヤ改正」を実施する。なぜこのタイミングで?夏・秋・冬に単発で行う事もあるがそれは緊急対応の一種であった。なぜ列車の時刻を変更しないといけないのか?私鉄は会社によって異なる。毎年実施する所もあれば数年に1回しか実施しない所もある。路線バスだと人手不足のため年に5~6回行う事も

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もくじ

★JR各社は毎年春にダイヤを改正するのか?🤔私鉄は何年もダイヤ改正をしない社も😲路線バスだと人手不足のため年に5~6回実施する事も😲

↑JRの会社によっても差があるが、概ね毎年2~4月にかけて「ダイヤ改正」を行うお知らせが駅や車内で掲示される😆

報道向け(インターネット上の)公開は毎年12月の第3金曜日がここ十数年定番化している😅この時点で、どの列車が新設・廃止になるのか?増発・減便はどうなのか?が初めて公式にわかる事になる。

【ダイヤ改正は基本的に3月に行うが、夏・秋・冬に実施する事も😲】

毎年必ずしもこのスケジュール通りとは限らず、年によってはダイヤ改正時期を春ではなく夏・秋・冬に実施する事もあった😲

最近の例だと、JR西日本が2021年10月2日に実施した。これは利用者減少に伴う緊急的な対応で減便が主となっている😥JR北海道も2014年11月30日に「ダイヤ見直し」と称して特急の減便や運行速度の減速をやった。これはキハ183系等の特急車両で故障が相次ぎ必要な車両数確保出来ない事や、検査に余裕を持たせることが狙いである。これも緊急対応の1つで、それが必要になった時点で3月(春)に全国一斉で行うのとは別に実施する事が多い😲

昔は新型車両の投入で速度向上=新車の性能に合わせたダイヤ改正を新車が登場する日に行う事もあったが、今は(2022年現在)年度途中で新車が登場しても今までのダイヤのまま走らせるか、3月(春)の全国一斉改正の際に時刻そのものを組み替えて、新車が本来持つスペックが発揮出来る速達化ダイヤにすることが増えた😲

【なぜ3月・4月と言った春にダイヤ改正を実施するのか?🤔】

最近JR各社が毎年春にダイヤ改正する理由として考えられるのが、4月から就職・転職・人事異動・進学等で人の動きが大きく変化するため、タイミングとして最適だからだろう😆
4月1日に変えてしまうと、いろいろと都合が悪いため、新ダイヤに慣れてもらうために3月の比較的人の動きが少ない土曜日(概ね3月10日前後)に実施する😆3月21日には祝日もあり、年によっては3連休という事もあるので、連休期間中の利用促進と言う狙いもある🙄

これは余談だが、会社にもよると思うが駅員や乗務員、現場部署の管理職(駅長や助役)等の人事異動は概ね6~7月に行う事が多い😲例えばJR東海の大きな人事異動は概ねこの時期で、管理職クラスともなれば、新聞(静岡新聞等)に新旧部署名と氏名が掲載される。

これが3~4月でない理由は、ダイヤ改正を実施したばかりで、まだ新しいダイヤに慣れていない事、例年この時期は定期券購入のためにきっぷ売り場が大混雑するための対応(近年はCOVID-19の影響でそうではないかもしれないが)、ゴールデンウィークの勤務シフトや案内や諸業務対策もやらないとならないこと、利用が不慣れなお客の案内をその部署でそれなりに勤務期間が長い社員にやってもらった方が確実だ😆

【私鉄は会社により異なる😲毎年ダイヤ改正を実施の会社から数年に一度しかダイヤ改正を実施会社も😱】

↑一方で、私鉄は会社によって大きく異なる😲
主に関東私鉄各社はJR東日本と直通運転、接続等の関係があるため、JR東日本と同日にダイヤ改正を実施する事が多い😲
関西私鉄各社や地方私鉄では、JRとの直通運転が少なく、接続等もあまり考慮されていないため、独自の日に実施する事が多い😲
年にもよるが私の中では、近鉄は例年3月20日前後に実施する事が多く、直通運転を実施する阪神もセットでやる事がやはり多い。だが2021年は利用者減少が減少しているため減便を柱にした内容を7月3日(土)に実施した。

京阪では3・4月等人の動きそのものが大きく変わる時期に実施する事は少なく、それが落ち着いた6月等に実施する事が多い。直近だと2021年9月25日に実施した。
京阪は「毎年お客様の動きは変わる」と言う認識を持っており、必ずどこかのタイミングで実施するようにしていると言う。

ところが京阪とは対照的に阪急や南海は毎年ダイヤ改正を実施していない事が多い。
ある時阪急がダイヤ改正を実施した際、「5年ぶりに・・・」とあった😥
阪急にとっては毎年ダイヤ改正を実施する必要性がない状況か?🙄
この事は阪急に限った事ではなく、地方私鉄でも見られる😥

【ダイヤ改正をする意味】

↑鉄道はダイヤを決めた以上、毎日決まった時間に列車が来ないといけない😥
当然だが、列車を動かすにはコストがかかる🤑燃料代、電気代、車両維持費、人件費等々。この事を「固定費」と言うが、ダイヤを作成した時点で列車を動かすためのコストが決定する🤑
鉄道会社はダイヤが決定した以上、お客が多くても少なくてもその分の固定費を用意しないといけない🤑
固定費以上に稼げれば黒字で、固定費以下だと赤字となる😥

例えば、ある列車ではお客が少なく固定費も稼ぐ事が出来ず赤字体質だとする。赤字額は減らしたいので、お客が少ない列車は運転を取りやめればその分の固定費は発生しない😆結果としてコストカットとなる😆
逆にある列車ではお客が多すぎて、乗車希望者全員を乗せる事が出来ないとする😩乗車希望者全員を乗せる事が出来ればサービス向上に加えて、「乗れないから別の交通手段に変更する」と言う収益を逃す事がなくなるどころか、さらに収益が向上する😆そのため、この場合は増発・増結で対応する。車両繰りや人員の都合でダイヤを変えないと対応出来ない事が多いため、ダイヤ改正を実施するのだ😲

路線バスでもダイヤ改正を行う事が多い。必ずしも3月や4月の春とは限らないが、この時期が多い。しかし、近年は1年に何度もダイヤ改正を実施ている事がある😥正確な回数はカウントしていないのでわからないが、しずてつジャストライン(静鉄バス)は年に5~6回ダイヤ改正を実施する事が常態化している😫理由は人手不足😫求人募集をしてもそう簡単に人は集まらない😫むしろ辞める人の方が多い😫人手不足のため必要な運転士が確保出来ず、利用者が多いのに減便や路線の休止(事実上の廃止)を行う事態になっている😫これは全国的に起きている路線バス事業の話だ😫

鉄道も安泰か?🤔と言うとそうではなく、JR各社が国鉄民営化後数年間は新規採用者数を減らした😩年齢構成が”いびつ”になり、20~30代が多いが、40代が少なく、50代が多い状況😫

JR東日本の事例だが2021年を基準に見るとこれからの5年(2026年)までに50代の社員が定年になる😲同社の社員数に占める割合の25%に相当する😲つまり5年後(2026年)にはその分の人手不足が発生し、今の本数のままだと列車を運行出来る人数が確保出来なくなる事に陥る😱大手企業なので求人募集をすれば20~30倍も競争倍率になるものの、実際の採用者数は少ない😫理由は「運転適性検査」を重視する事とされる。つまり頭は良くても「適性がないと無理」と言う事だ。離職者数≠入社人数では無いため、会社全体の社員数も減少する😫そのため3両~6両でも機械を取り付けてワンマン運転が可能になったり(車掌を減らす)、最終的には”天下の山手線”でドライバーレス(無人運転)さえも企てる事態になっているのだ😫

すなわち、ダイヤ改正をする意味と言うのは、お客へのサービス向上はもちろん、鉄道会社の収益改善につながる😅鉄道会社内部の「生産性向上」を図るためにも実施するのがダイヤ改正と思って良い😅
毎年収益が何も変わらないのであればダイヤ改正の必要はないが、民営である以上収益拡大は言うまでもない。
それを第1目標に使ってもらうための対策(増便・増発・列車の新設等)を公表して、鉄道会社の商品を宣伝する格好の機会なのである。

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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