ダイヤ改正を実施する意味

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★JR各社は毎年春にダイヤを改正するのか?私鉄は何年もダイヤ改正をしない社も

毎年12月の第3金曜日。JR各社から翌年春に実施するダイヤ改正について公表される。この時点で、どの列車が新設・廃止になるのか?増発・減便はどうなのか?が初めて公式にわかる事になる。

毎年必ずしもこのスケジュール通りとは限らず、年によってはダイヤ改正時期を春ではなく夏・秋・冬に実施する事もあった。
細かく見ると、地区ごとにダイヤ改正を実施している場合も多く、JR東海やJR西日本では本社ホームページのわかりやすい所(プレスリリース等)に掲載されるが、JR東日本では本社のホームページに掲載される事は少なく、地方支社(一部ホームページ自体持っていない支社もあるが)のホームページに掲載されるだけの事もある。
もちろん、市販の時刻表や時刻表アプリ等にも掲載される。

最近JR各社が毎年春にダイヤ改正する理由として考えられるのが、4月から就職・転職・人事異動・進学等で人の動きが大きく変化するため、タイミングとして最適だからだろう。
4月1日に変えてしまうと、いろいろと都合が悪いため、新ダイヤに慣れてもらうために3月の比較的人の動きが少ない土曜日に実施する。

一方で、私鉄は会社によって大きく異なる。
主に関東私鉄各社はJR東日本と直通運転、接続等の関係があるため、JR東日本と同日にダイヤ改正を実施する事が多い。
関西私鉄各社や地方私鉄では、JRとの直通運転が少なく、接続等もあまり考慮されていないため、独自の日に実施する事が多い。
年にもよるが私の中では、近鉄は例年3月20日前後に実施する事が多く、直通運転を実施する阪神もセットでやる事がやはり多い。
京阪では3・4月等人の動きそのものが大きく変わる時期に実施する事は少なく、それが落ち着いた6月等に実施する事が多い。
京阪は「毎年お客様の動きは変わる」と言う認識を持っており、必ずどこかのタイミングで実施するようにしていると言う。

ところが京阪とは対照的に阪急や南海は毎年ダイヤ改正を実施していない事が多い。
ある時阪急がダイヤ改正を実施した際、「5年ぶりに・・・」とあった。
阪急にとっては毎年ダイヤ改正を実施する必要性がない状況か?
この事は阪急に限った事ではなく、地方私鉄でも見られる。

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★ダイヤ改正をする意味

鉄道はダイヤを決めた以上、毎日決まった時間に列車が来ないといけない。
当然だが、列車を動かすにはコストがかかる。燃料代、電気代、車両維持費、人件費等々。この事を「固定費」と言うが、ダイヤを作成した時点で列車を動かすためのコストが決定する。
鉄道会社はダイヤが決定した以上、お客が多くても少なくてもその分の固定費を用意しないといけない。
固定費以上に稼げれば黒字で、固定費以下だと赤字となる。

例えば、ある列車ではお客が少なく固定費も稼ぐ事が出来ず赤字体質だとする。赤字額は減らしたいので、お客が少ない列車は運転を取りやめればその分の固定費は発生しない。結果としてコストカットとなる。
逆にある列車ではお客が多すぎて、乗車希望者全員を乗せる事が出来ないとする。乗車希望者全員を乗せる事が出来ればサービス向上に加えて、「乗れないから別の交通手段に変更する」と言う収益を逃す事がなくなるどころか、さらに収益が向上する。そのため、この場合は増発・増結で対応する。車両繰りや人員の都合でダイヤを変えないと対応出来ない事が多いため、ダイヤ改正を実施するのだ。

すなわち、ダイヤ改正をする意味と言うのは、お客へのサービス向上はもちろん、鉄道会社の収益改善につながる。
毎年収益が何も変わらないのであればダイヤ改正の必要はないが、民営である以上収益拡大は言うまでもない。
それを第1目標に使ってもらうための対策(増便・増発・列車の新設等)を公表して、鉄道会社の商品を宣伝する格好の機会なのである。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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