【赤字解消は当分できない?】北海道新幹線2017年度の赤字が100億円!

広告
広告
広告

★札幌延伸まで北海道新幹線の赤字は解消出来ない!旭川までの延伸が理想だが、現実的には無理だろうか

財務省は先日、2017年度の北海道新幹線の収支を公表した。

「北海道新幹線の赤字額が100億円を突破する見通し」(レスポンスの記事)

↑詳しくはこちらを参照されたい。

広告
広告

財務省の「財政制度分科会」によれば、2016年度は54億円の赤字だったのに対して、2017年度は103億円、2018年度は98億円の赤字になる見込みだ。

↑2018年正月に乗った北海道新幹線。正月早々の始発の東京行きでは、1両に数人と言う状況。これがもう少し遅い時間だと、さらに多くのお客がいるだろうが、他の新幹線と比べれば感覚的に「お客が少ない」とも。

↑奥津軽いまべつ駅を通過する新函館北斗行きの「はやて」。駅の中にはJR北海道の関係者を除き、人は誰もいない。この後に新函館北斗行の新幹線が着くが、この駅から乗車するお客は居ない。一方で、この駅で下車する人が数人いた。

↑かつては789系0番台による「スーパー白鳥」が青函区間を通っていたが、新幹線に移行した今は、客数は増加。決して青函間を移動する人が新幹線に転移していないわけではない。

北海道新幹線の特性として、日常的なビジネス利用がほとんど期待出来ない事。観光客の多さによって、北海道新幹線の収支が決定すると言っても良くて、ある意味では「観光新幹線」、「観光路線」。
北海道には観光地が多いが、新幹線は道南の函館までしか通っていないので、新幹線が使えるのも限定的な範囲。
JR北海道は、「スーパー北斗」+北海道新幹線で東北旅行を提案しているが、このように旅行するお客がどれくらいいるのか?私にはわからない。
「本州に行くには飛行機」と言うのが、もはや北海道では常識なので、それを新幹線に変えるには、少なくても札幌まで延伸しないと効果が出ないのは、他方面でも言われている事だ。

私が思うには、札幌に新幹線が来るのは2030年度とは言わないで、突貫工事であと5年(2023年頃)で出来ないものだろうか?
さらに言うと、北海道内の移動を在来線特急から新幹線に転移させるために、旭川まで新幹線を延伸させれば、観光利用はもちろん、ビジネス利用等の日常的な移動手段としても定着するだろう。冬の雪や吹雪で運休する事も多い在来線だが、新幹線ではそのリスクが低いので、冬の安定輸送にも期待出来る。JR北海道の経営が好転する機会でもある。

しかし、現実に言えばこういう事は「無理」。今の時点でも札幌駅のどこに新幹線を設置するのか?決まっていない状況で、国が一気に新幹線建設費を出す事が出来ても、工事資材や作業員不足で思うように進まないとも言われている。

北海道新幹線の赤字は当分発生するだろう。赤字が消えるのは札幌延伸を待つしかないんだろうと思う。

ここで気になるのが、新幹線の赤字負担が重たいので、JR北海道がさらに在来線経営が厳しくなる事。現状では爆発的に北海道新幹線の利用者数は増えないだろうから、批判はあるだろうが、在来線と同じく公共交通なんだから、事業者の経営体力で赤字を賄えないならば、国や地元自治体が補てんするしかないと思う。それが出来ないなら、北海道庁が言うように「廃止で構わない」と言う方向性になりかねない。

広告
広告
広告

KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

おすすめ

2件のフィードバック

  1. 忍者てつ丸 より:

    おはようございます。
    JR北海道や北海道新幹線の赤字に関しては、色々複雑な問題があり、私は触れません。
    気になったこととして、スーパー北斗&北海道新幹線をJR北海道は提案していますが、
    札幌~函館(新函館北斗)だけでも約3時間かかるのに、更に乗り継ぎ青森や仙台まで行く人がどれくらいいるのか?
    JR北海道は残念ながら理解しているとは思えませんね。
    新幹線が札幌まで延伸したならば、時間短縮もありますが乗り換え無しのメリットもあり、飛行機を敬遠したい人や、
    悪天候特に降雪時の代替手段としては期待できると思いますけどね。
    未来の投資として、北海道新幹線は最低でも札幌までは伸ばすよう願っています。

    • KH8000 より:

      実際には札幌~東北であってもヒコーキが主体です。
      9月に新札幌で撮影していたら、老婆に札幌市内発仙台市内行きのきっぷを見せられて、どのホームから何時の列車に乗ったらいいのか?と質問を受けた事がありました。
      普通に考えて、新函館北斗まで3時間、新幹線で仙台まで2時間30分、乗り換え込みで約6時間かかります。
      「しんどいわ~と」と思いましたが、ヒコーキならたったの1時間だし機材は小さくても15往復/日もあれば、JR北海道なんか使ってもらえません。
      もっと狭く見て道内でも同様で、札幌~函館・釧路・女満別(網走・北見に相当)・稚内も何気にヒコーキの方が便数があります。
      新幹線の場合、JR北海道がやりたいと言うよりも国が勝手にやっている所があって、出来たらJR北海道にリースして、リース料を取るビジネスモデルであるわけだから、客数は今よりは増えても基本的な出費も増えるので、メリットがあるのかよくわからないのが本音。
      私が思うには、札幌とは言わずに旭川まで延伸して道央圏の輸送をライラック・カムイと言った電車特急から新幹線に移行させた方が、JR北海道にとってはメリットが高いはずです。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。