【送り込み編・静岡→横浜→羽田/JR東海バスオートマ車エアロエース/京急完乗】北海道の維持困難線区を見る①

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2018年9月6日(水)3時08分頃に「平成30年(2018年)北海道胆振東部地震」が発生。道内では観測史上初となる震度7の揺れに見舞われ、厚真町や安平町を中心に土砂災害が発生し41人(2018年10月6日現在)が犠牲になった。

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道内全域では停電や断水も発生して、STVラジオを聴いていると「道内では電力が不足しております。今こそ節電!」と盛んに訴えていた。改めて被災されたみなさんには、お見舞いを申し上げたい。

私は元々9月16日(日)~9月23日(日)の間、北海道内のJR線維持困難線区を乗り歩く予定だった。

しかし、地震発生後から停電により信号機や分岐器(ポイント)、駅構内の照明等の電気が使えなかったため、JR北海道全線で運行不能になった。

地震による直接的な被害(土砂崩れや線路の破損等)は震源に近い石勝線、日高線、室蘭線で発生したが、それら路線を除けば直接的な被害はなかった。 9月7日以降札幌都市圏から少しずつ運行再開。JR北海道が経営難で、「維持困難線区」と称した路線の多くは運行再開時期が遅れていた。

当初は延期も検討したが・・・ 「大きな余震も起きていないし、STVを聴いていると少しずつ普段の生活を取り戻しつつあることが実感できる。こういう大きな地震が起きると世間は”自粛!自粛!”の一点張りだが、これは最も良くない。安全がある程度確保出来るならば予定を変更してまででも行く!動いている所はJRに乗って、動いていない所はクルマ(レンタカー)で巡れば良い。ピンチの時だからこそ、経営難のJR北海道の実力を見たい!」 ・・・こう思ったら、今だからこそ行くしかない!

★9月16日(日)の時点におけるJR北海道の運行状況(記述のない路線・列車は通常通り)

◆函館線(札幌~旭川)・・・北電(北海道電力)からの節電要請により、電気を使う列車(つまり電車)の昼間~夜間にかけての一部が運休。具体的には特急「カムイ」や「ライラック」の数往復。
◆函館線(札幌~小樽)・千歳線(全線)・室蘭線(沼ノ端~苫小牧)・・・
線路破損により室蘭線では徐行運転を実施。同区間を通る列車が概ね15~20分程度遅れが発生。普通列車も車両繰り等の都合で一部が運休。特急「すずらん」は節電要請により昼間~夜間にかけて一部運休。
◆石勝線・・・線路破損により南千歳~追分で徐行運転を実施。同区間を列車が概ね15分程度遅れが発生。夕張支線(新夕張~夕張)は9月21日(金)まで運休。 ※実際には復旧作業が早く進み、夕張支線の運転再開は9月20日(木)となった。
◆根室線・・・滝川~富良野の列車は9月21日(金)まで、富良野~東鹿越の列車と東鹿越~新得の列車代行バスは9月28日(金)まで運休。石勝線で徐行運転実施のため特急で15分前後の遅れが発生。
◆花咲線・・・厚岸~根室は9月18日(火)まで運休。
◆釧網線・・・摩周~網走は9月23日(日)まで運休。 ※実際には復旧作業が早く進み、9月22日(土)午後から運転再開。
◆札沼線(学園都市線)・・・北海道医療大学~石狩月形は9月21日(金)まで、石狩月形~新十津川は9月28日(金)まで運休。
◆日高線(苫小牧~鵡川)・・・未定

・・・かなり厳しい状況ではあったが、列車が動いていない所はクルマでの訪問とした。具体的には札沼線非電化や釧網線となる。

今回は当初から乗って終わりではなくて、下車して主な駅の表情を見る事を目的としていたので、列車から見る維持困難線区ではなくて、クルマから見る維持困難線区とはどうなっているのか?がよくわかる素晴らしい結果となった。

★JR東海バスの新型三菱エアロエース(2017製のオートマ車)が来た!

【便名】ドリーム静岡浜松2号(横浜駅・東京駅経由新木場駅行き)

【時刻】静岡駅9月15日23時59分→横浜駅YCAT9月16日4時45分

【車両】JR東海バスの三菱エアロエース(型式名2TG-MS06GP)、名古屋230あ1756、社番号744-17956

【備考】2017年製のオートマ車。東京2020五輪記念ナンバープレート装着。この日は2台で運行し、当該車両は1号車。

2018年正月に札幌に行った時。経路は静岡から「ドリーム静岡浜松号」→横浜駅下車→羽田からJAL(日本航空)のヒコーキと言う経路。

今回も全く同じであったが、この時乗ったJR東海バスの社番号の下2ケタが「56」(ゴロー=日高晤郎)であったので、「今回も北海道に行くために乗るから、また”56”が来るかもな!」と思ったら、案の定であった。

↑やってきたのは、JR東海バスの社番号744-17956であった。

2017年製の新型エアロエースで、ギアはオートマになっている事が最大の特徴だ。

さらにナンバープレートを見ると、「1756」。ここにもゴローが! よく見ると「名古屋230」とあるので、希望ナンバーなのがわかる。

本来は営業用の車両なので、緑色のナンバーであるが、この車両は白いナンバー。 もちろん”天下のJR東海バス”なので、いわゆる「白バス」営業するわけがなく、正規の営業用ナンバーだ。

と言うのも、2017年から東京五輪2020仕様のナンバープレートが交付されており、路線バスに限って言うと静岡県は対象にはなっていないようで、愛知県はその対象になっているので白くで虹色のナンバープレートになっているのだ。JR東海バスにも既に5~6台のそのナンバーを装着した車両が入っていると言う。

やけにお客が多いと思ったら、2号車も運転する日で私が持ったきっぷを見ると1号車となっていた。なお2号車は三菱エアロエース744-13951(名古屋200か3250)と従来のマニュアル車であった。 スマホで乗車券を提示すると、運転士が読み取る機械のQRコードが読み取れず、画面を見せて乗車区間や座席位置を確認した。

後ろのお客が車内に入るまで少し時間があったので、立ち止まって運転席を見ると、見事にマニュアル特有のギアがなく、当然クラッチもない。それどころか一般的なクルマであるオートマ用のギアもない。 どこにあるのか?・・・と思ってハンドル周りを見ると、左側のワイパーを稼働させる所にギアがあった。 つまり、新型エアロエースのギアはワイパー動作強弱の調整と同じ所で行うのだ。だがワイパーはどこで操作するのか?不明であった。

座席も変わっていた。見た限りはJR東海バスでは定番の4列ワイドシートであるが、従来車よりもさらに肩の部分が広がっていた。隣席との座席間隔を拡大すれば、3列シートと同じレベルになっている。それを4列シートで実現している不思議さもあったが、ずっと同じシートを設置するのではなくて、年々改良して座り心地の良さをJR東海バスは追求しているようだ。


満席で静岡駅を発車。運転士から到着時刻や諸案内があった後に消灯。三菱車の夜行では車内が真っ暗になる事が少ない。主照明は全て消えて、天井にピンポイントに青い光があって、これがある程度の明るさを保つ。これが日野車ならば赤い光になるが私が見る限りこれを搭載しているバスは少ない。 エンジン音は小さい。バスとしてはビックリするくらい静か。時々ギアチェンジするような音も聴こえるが、新型エアロエースは「疑似マニュアル」でもあるので、運転士の任意でマニュアルと同じような細かい操作も一応出来る。だがそれでも従来のマニュアル車ほどではなかろうが・・・。

静岡インターから東名(E1)に再び入る。浜松から来ているが、静岡インターで一旦降りているのだ。高速走行になれば極めて安定した動き。ビックリするくらい揺れない。夜行便なので昼行便とは異なり、100km/hギリギリでの走行が求められない。概ね80~90km/hの走行となる。 JR東海バスはプレスリリースで、「オートマ車になるので、ギア操作が不要になるのでハンドル操作に集中できて、運転士の負担軽減や乗り心地の向上にもつながる」・・・とあった事を思い出した。 ギア操作の有無だけでこんなにも違うのか!と改めて私も思った。

↑雨が降る中で、富士川サービスエリアでは0:55~1:15までの解放休憩となった。左側が1号車、右側が2号車である。あくまでも2号車が1号車を抜く事はあってはならない事で、1号車が必ず前を走る事になる。

この先は鮎沢パーキングエリアで90分程度の運転停車(運転士休憩、時間調整、車両点検等。お客は外に出る事が出来ない)をはさみ、横浜駅YCATには定刻より5分早い4:40着であった。

★横浜から京急で羽田空港へ。これで京急全線乗車達成!

【列車番号】不明(横浜始発エアポート急行羽田空港行き)

【時刻】横浜(KK37)5:23→羽田空港国内線ターミナル(KK17)5:48

【車両】京急1000形の1065

【備考】羽田空港到着時に京急全線乗車達成。京急蒲田~羽田空港の空港線内は各駅停車。運賃はICカードで478円。

↑横浜からは京急線に乗った。YCATからは5:00以降5~15分おきに羽田空港行きのリムジンバスがあって、わざわざ迷路同然の横浜駅を歩く必要がない。

なのにあえて”迷路”を進んで京急線を選んだ理由は、前回と同じ経路にしたくなかったこと、羽田空港における京急からヒコーキへの乗り換えはどうなっているのか?知りたかったこと、京急線は空港線だけが未乗車でこれに乗ってしまえば全線乗車達成になるためだ。

ホームに着くと、次発の羽田空港行きは始発のエア急。京急蒲田での複雑な乗り換えも不要だ。 1065は京急蒲田までが最後部、京急蒲田からが先頭に変わる。当然空港行きなので、スーツケース等の大きな荷物を持ったお客が多い。必ずしも空港までのお客ばかりではなく、途中駅までの利用も多い。 横浜~羽田空港はバスも京急線も25分。運賃は後者が102円ほど安いが乗り換えのしやすさを考えれば、前者が楽だ。

↑羽田空港国内線ターミナル(終着)に着く。単に羽田空港と言っても駅番号KK16の羽田空港国際線ターミナルもあって、使用するヒコーキによって利用駅が違う。成田空港ほど複雑ではなく、単に国際線ならばKK16の方、国内線ならばKK17の方である。 国内線ターミナル駅では、やはり使用するヒコーキによって出口が違う。


行き止まり方であれば、ANA(全日空)等、京急蒲田方であればJALやSKY(スカイマーク)等となる。 JAL便を使うので、京急蒲田方の出口へ。ホームは地下にあるので、エスカレーターで2階の出発口へ進む。1階は到着口のためここに言っては意味がない。 この先は、ヒコーキに乗るために搭乗手続きを行った。ヒコーキに乗った所は次回。
2回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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